8 ページ9
ゾムside
zm「ライア、コイツ誰？」
『ロボロくん。手当てしてもらってから仲良くなった』
俺以外の奴と仲良く？
zm「なに他の男にしっぽ振ってんねん」
rbr「はぁ？お前なに言っとるん」
zm「チビは黙っとけや」
rbr「そういうお前はライアのこと放って置いてなにしとったん」
『喧嘩はダメ』
rbr「悔しくないか？コイツのせいで殴られとったのに？」
zm「え…俺のせい……？」
『ロボロくん余計なこと言わないで』
rbr「はぁ…ほんまお人好しやね…今日の怪我は？」
『ないよ』
ｱｽﾞﾔ「あ！ゾム様こんなところにいた！！」
『？』
zm「あ、アズヤ？！なんでここに……」
ｱｽﾞﾔ「皆さんにここにいるって聞いたんです！遊ぶんですか？」
なんてキラキラとした目を向けるアズヤ
『……今日はもう帰るよ』
zm「ライア！！」
前なら振り向いてくれた……けど今回は背を向けたまま去っていってしまった……どうしよう……嫌われた？
rbr「落ち着き。心の整理ができてへんのやろ……今はそっとしとき」
俺の知らないライアをコイツは知ってる……
zm「なぁ……俺がいない間ライアどうしてたん？」
rbr「第一印象は死んでるみたいな奴やったな。毎日ここに来てベンチでボーッとしとってん
話しかけたら"待ってる人がいるから"の一点張り……最近心開いてくれたんよ」
ｱｽﾞﾔ「？あの人は誰なんですか？」
zm「アイツは……俺の"特別"や」
ｱｽﾞﾔ「ぇ……(あんな平凡な女が？)」
rbr「ライアいないんなら俺帰る」
とロボロも背を向け帰っていった
俺の心はどんどん冷めていった……ライアを放っておいた後悔……俺以外の奴と仲良くしてほしくない嫉妬心がごちゃ混ぜになった
ｱｽﾞﾔ「ゾム様……帰りましょ？」
zm「……おん」
ごめん……ごめんなライア
＿＿＿＿
ライアside
こういうことになるのは分かってた。私はモブだから
キャラと関わっても直ぐにヒロインたちに持っていかれる
頭では理解してた……けどやっぱり心が追い付かない……でもいいんだ
私の願いは平凡な幸せ……それ以上は望まない
『ｯあそこに行こう』
私だけの秘密の場所
フワッと香る薔薇の匂い……薔薇園だ。私が作った秘密の場所……ゾムくんにも見せたかった……
でももう見せることはできない……自然と涙が溢れた
父「またここにいたのか。嫌なことでもあったか？」
『わからない……泣きたくなったの』
父「……そうか」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 88人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シュークリーム - うっっっわ好きです……！！好みどストライク！！続きも楽しみにしてます！ (4月14日 23時) (
レス) @page18 id: 2e381487f1 (このIDを非表示/違反報告)
ゲリラ - ゆ、夢主〜可哀想に。でもこのお陰でとっっっっっっってもオモロいです( ^ω^ )更新頑張ってください❣️ (4月7日 1時) (レス) @page18 id: 3562e297db (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひな | 作成日時：2024年3月25日 10時
