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ロボロみたいに可愛い子が多ければ良いと思うが、残念ながらそんな事は無い。それをAが身をもって知ったのは何故か精神を乗っ取られたように身体の自由が効かなくなり、いつの間にか目の前には厳つい凶悪な顔をした男、グルッペン・フューラーが鎮座していた所である。
「やぁ、新たな特別研究員よ。俺の名前はグルッペン・フューラー。【君の名前を教えてくれ】」
『私の名前は周防 Aです』
「そうかそうか。素敵な名前だな」
勝手に口が動く。確かチェックリストには忠実な僕になって死ぬのだという。Aにとっては勝手に身体が乗っ取られる事が恐怖であった。他の奴等には空間を動かされたりとか、豚さんが居たりだとか、ファミチキ現象を起こされたりだとかはしたが、それは結局実害は殆ど無かった。なのに今は死に近付いている事に恐怖をする。ロボロくんの忠告を聞いておけば良かった。今更ながら走馬灯が流れてくる。ショッピかトンに殺されたかったな、くそう。
「【A、如何して此処に来たんだ？】」
『……父親を殺して、死罪になりました。その後は何故か此処の生贄となり働く事になりました。逃げ出したら死ぬ事が確定しているので兄に再会する為に生きてます』
「そうか。では、【今の気持ちを教えてくれ】」
『猫ちゃんか豚さんに殺されたかった……』
「ん！？」
グルッペンはAを殺すつもりであった。兄にはあの世で再会させてやろう。我々が革命を起こした暁には人間達を滅ぼしてやろうと考えていたから。だが、最期の言葉を聞こうとすればAは死ぬ前の人間にでは無いような巫山戯た答えを出した為に呆気に取られた。可哀想な人間枠として痛い思いをさせずに楽に殺してやろうと思っていたのに。
人間なんてつまらないものだと思っていたのだが、他の特別研究員に代わったらまたつまらない日常が始まるのかと思うと殺してしまうのは惜しい。それならばとグルッペンはAを解放した。
「く、ふふ、ははは！Aよ！！俺の思想に協力してくれないか？お前を手放すのは惜しい！」
『え、思想ですか……』
「そうだ。俺達がこの国を滅ぼし、新しい国を作るのだ。勿論、Aにはこれ以上辛い思いをさせる必要が無いようにする」
グルッペンの言っている事はよく分からなかったAだが、取り敢えず賛同しておこうと頷いた。馬鹿である。
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オバケ(プロフ) - 続編が8回…！？もう一回遊べるドン！×8は嬉しすぎます。無理のないよう僕たちに尊いを供給してください、お願いします！！ (4月30日 21時) (
レス) @page50 id: db93c912f5 (このIDを非表示/違反報告)
n(プロフ) - すごく面白かったです…！！応援してます！ (4月13日 6時) (レス) @page50 id: 55db97e30c (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - なーとどさん» ありがとうございます……！！続編は少しだけ手直ししているのですが、ぼちぼちと更新していこうと思っております！！ (4月10日 17時) (レス) id: bdf8650039 (このIDを非表示/違反報告)
なーとど(プロフ) - この作品に出会えたことに凄く感動してます！！続きいつまでも楽しみに待ってます！ (4月10日 16時) (レス) @page50 id: 13e99d6a75 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - アホですさん» ありがとうございます！！面白いと言ってもらえて感無量です……！れ (4月9日 17時) (レス) id: bdf8650039 (このIDを非表示/違反報告)
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