▶︎SAN値ピンチ！ ページ23
『グルッペンさんは余り食べられないと聞いたので少なめにしておきました。この量なら食べられますか？因みに私は急に固形物を食べた事によってお腹を壊しました』
「俺はAよりも軟弱では無いぞ」
お腹いっぱい食べるとお腹が痛くなる。それを発見したAはカップケーキだけでお腹がいっぱいになっていたグルッペンにAは気を遣ったのだが、その気遣いは不要だというように綺麗に食べ始めた。Aが考えてくれた量は丁度グルッペンの適正量だったので、この女は意外と頭が良いのでは無いかと考察した。実際の所は女児一人分なのでAが頭が良いという訳ではない。
『グルッペンさんって何が好きなんですか？』
「ほぼほぼ飯を与えられる事は無かったからな。……此処に来る前も、此処に来た後も。頭を使う上で効率的なのが糖分故に甘い物の方が好きかもしれんな」
『成程、甘い物ですね。じゃあルーティーンにも組み込もうと思います』
「助かる」
そうグルッペンはふにゃりと笑った。本当に食べたいのなら私に命令すれば良いのに。そうAは思いながらも手記にメモをしていく。成程、グルッペンについては何も解明されてはいなかったが、甘い物が好きというのは割と仕事したのではないだろうか。
「Aは毎日此処に来る訳では無いのだな。別の奴が来た時には吃驚したぞ。Aが死んだのではないかと心配していたから安心した」
『心配かけてごめんなさい。他の特別研究員の人は見た事無いんですけど、どんな人だったんですか？』
「つまらない、取るに足らないような人間が多かったな。生きようが死のうが毒にも薬もならない奴しか居なくて欠伸が出そうな気分だった」
『そんな酷評する事あります！？』
Aは自分が異質な位に精神力が強い為にこの中でおもしれ〜女枠に入賞してしまった事に全く気付いていない。A以外の人間はこんな所に来てしまったら死を待つ囚人と同じくビクビクとしながら会話をするものだ。特にこの３日間は全員Aが来る事を期待していたのだから、A以外の人間全員殺せば実質Aとだけ触れ合えるのでは？と思っていた。
特段面白い女だと自覚していないAだが、普通に洗脳したのに無防備に話しかけて来る所がそもそも可笑しい。今度エミ兄やんの所に行ってAのデータでも貰おうと普通に収容違反計画を立てていた。
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オバケ(プロフ) - 続編が8回…！？もう一回遊べるドン！×8は嬉しすぎます。無理のないよう僕たちに尊いを供給してください、お願いします！！ (4月30日 21時) (
レス) @page50 id: db93c912f5 (このIDを非表示/違反報告)
n(プロフ) - すごく面白かったです…！！応援してます！ (4月13日 6時) (レス) @page50 id: 55db97e30c (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - なーとどさん» ありがとうございます……！！続編は少しだけ手直ししているのですが、ぼちぼちと更新していこうと思っております！！ (4月10日 17時) (レス) id: bdf8650039 (このIDを非表示/違反報告)
なーとど(プロフ) - この作品に出会えたことに凄く感動してます！！続きいつまでも楽しみに待ってます！ (4月10日 16時) (レス) @page50 id: 13e99d6a75 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - アホですさん» ありがとうございます！！面白いと言ってもらえて感無量です……！れ (4月9日 17時) (レス) id: bdf8650039 (このIDを非表示/違反報告)
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