▶︎これが運命だ ページ28
コネシマのお陰で神野に元々の怪我を治してもらえたのだから怖くても行かなくてはいけない。Aの中で怖い男トップ3はコネシマ、チーノ、エーミール。因みに殺されかけたシャオロンの事はまだ其処まで現実味が無い為か怖いとは思ってすらいない。
コネシマの部屋にノックしてそろりと入ると、水色の瞳とぶつかる。ジロジロと確認した後に、「それ、何？」とコネシマが口を開いた。
『え、ご飯……』
「飯？？俺等には毒なんか効かんぞ」
『毒！？そんな危ないもの使えないですし持ってないです！』
「……貸せ」
何だこの男は無礼にも程があるぞ。そうAはコネシマに対して思ったが、此処で怒るのは流石に短気すぎると考え直して持っていたお椀をコネシマに差し出す。大きなお腹の音がコネシマから鳴るが、匂いで毒が入っているか否かというのを見極めているのだろう。恐る恐ると言わんばかりに魚に手を付けた。
「この魚、なんていう名前なん？」
『鮭……ですかね』
「美味いな、これ」
『ですね、はい』
会話が続かない。黙々とご飯を食べているコネシマに、不確定だが確か鮭という魚であった筈だと思い出し口に出す。このまま帰ってしまうのもアリかもしれない。早く5分経てと思っていればコネシマが、「なあ」と呟く。
「治ったんか」
『あ、お、お陰様で。ありがとうございます』
「俺やなくてぺ神にやろ？」
『そ、そうですね。神野先生には感謝しかないです』
コミュニケーションエラーが起こっている2人。コネシマは単純に自分が感謝される事をしていないと思っている故にAにお礼を言われなくても良いと思っており、Aは単純に威圧されていると思って半泣きである。
「それと美味かった。ありがとうな」
『いえ。その、好きな食べ物とかってありますか？』
「鮭。やからこの飯美味かった。後、マヨネーズが欲しかったな。ちょっとちゃうかったわ」
『マヨネーズ、ですね。分かりました』
成程、コネシマはマヨネーズと併せた鮭の料理が好き。それをメモしているとコネシマは信じられないという様にAに視線を向けた。
「割としょうもない事調べるんやな」
『しょうもなくないですよ』
「殺されへんように媚び売ってるんか？」
『いや別に……』
人間扱いされるとは思っていないコネシマはAの事はよく分からなく映っていたようだ。それが分かっているAはそそくさと食器を持って外へと出た。
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オバケ(プロフ) - 続編が8回…！？もう一回遊べるドン！×8は嬉しすぎます。無理のないよう僕たちに尊いを供給してください、お願いします！！ (4月30日 21時) (
レス) @page50 id: db93c912f5 (このIDを非表示/違反報告)
n(プロフ) - すごく面白かったです…！！応援してます！ (4月13日 6時) (レス) @page50 id: 55db97e30c (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - なーとどさん» ありがとうございます……！！続編は少しだけ手直ししているのですが、ぼちぼちと更新していこうと思っております！！ (4月10日 17時) (レス) id: bdf8650039 (このIDを非表示/違反報告)
なーとど(プロフ) - この作品に出会えたことに凄く感動してます！！続きいつまでも楽しみに待ってます！ (4月10日 16時) (レス) @page50 id: 13e99d6a75 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - アホですさん» ありがとうございます！！面白いと言ってもらえて感無量です……！れ (4月9日 17時) (レス) id: bdf8650039 (このIDを非表示/違反報告)
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