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さて、そろそろひとらんらんの所へ行こうとAは決意する。ひとらんらんの事は割とAは好ましく思っているが、謎が残る人物であるから沢山お話ししたいと思っていた。しっかりとまだ温かい焼き魚に、作ってから数時間はとうに過ぎているというのに疑問を覚える。一体この施設はどうなっているのかと。
Aの疑問はこの施設が元々研究施設だからという理由で片付けられる。だってこの施設は化け物を作り出せる位には何でも出来るのだ。だからこそ、この空間には人間には無害な波が存在している。更に一度加熱したものでないとその効果が発揮されないというとんでも効果。これには忙しい博士もニッコリである。温め直しをしなくて良いのかとAはびっくり。
そう思いながらひとらんらんの扉を開けて目の前に和食のお盆を置くと、「本当に作ってくれたんだ」と嬉しそうな声で言う。お刺身で無くて申し訳無いと謝罪すると綺麗に身を解しながら横に頭を振った。
「Aが来ないから約束破られたのかと思ったよ」
『えへ、神野先生に怪我を治して貰ってて』
「誰かに殺されかけたの？」
『いえ特に……これ、ゾムさんとの会話でもやったな』
「え、ゾムとお話出来るんだ？」
『逆に出来ないとかあるんですか！？』
「ゾムは会話とか以前に人を殺すからね。命辛々逃げてきた人間達を何回か見た事あるよ」
ゾムさんはやばいというのは周りの人間やチェックリストからよく見るが、実際は食害が好きな面白男。そう思っていたAが首を傾げる。
「え、何で逆にAは生きてるの。実は何回か死んでたりしない？それともトントンとかから加護を貰ってたりする感じ？」
『確かに初回は殺されかけましたけどなんかカップケーキ転がしたら懐かれて。ゾムさんって大型犬みたいな感じで可愛いなーとか思ったり』
「ゾムにそんな感想抱いたのAが初めてだよ」
『私も薄々そんな気がしてました』
ゾムはきっと一度認めた相手にはそんなに酷い事はしないのであろう。そんな事を思っているAだがら全員から温情と同情、そして一部(ショッピ)からの依存で生きているのだ。それを知らずに、彼等を人間とほぼ同じだと思っているAは正直全員を舐め腐っているし、エーミールとトントンが居るなら実質不死身だと思っていた。だからこそ踏み込んでくるAに皆絆されかけているのである。
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オバケ(プロフ) - 続編が8回…！？もう一回遊べるドン！×8は嬉しすぎます。無理のないよう僕たちに尊いを供給してください、お願いします！！ (4月30日 21時) (
レス) @page50 id: db93c912f5 (このIDを非表示/違反報告)
n(プロフ) - すごく面白かったです…！！応援してます！ (4月13日 6時) (レス) @page50 id: 55db97e30c (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - なーとどさん» ありがとうございます……！！続編は少しだけ手直ししているのですが、ぼちぼちと更新していこうと思っております！！ (4月10日 17時) (レス) id: bdf8650039 (このIDを非表示/違反報告)
なーとど(プロフ) - この作品に出会えたことに凄く感動してます！！続きいつまでも楽しみに待ってます！ (4月10日 16時) (レス) @page50 id: 13e99d6a75 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - アホですさん» ありがとうございます！！面白いと言ってもらえて感無量です……！れ (4月9日 17時) (レス) id: bdf8650039 (このIDを非表示/違反報告)
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