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「じゃあ溶かすで」
「ぷぎぎ！！」
「うおっ……トン、焼き豚になったらあかんから落ち着いて」
「多分焼き豚にはならんよ」
外には大きな怒声が聞こえるが、俺がこの部屋に小細工して人間は入れないようにしている。Aが青くなっているのを見て大丈夫かと慌てているトンを必死に抑え付けるが、冷静にぺ神にツッコミを入れられてしまった。
「チーノも多分俺等がこうして治療する事を見越してAを凍らせたんやろうな」
「余りにも荒治療すぎんか？」
こうまでしないと俺が止まらなかったというのは俺自身も分かっている。でも、最後の方はAとか関係無くただ単純にしっぺ返しとして嫌がらせをしてきたチーノに少しだけ腹が立つ。自分だけ安全な白とかいう称号を貰っておいて、Aを命の危険に晒すとか。それでも割と気に入らない相手を徹底的に排除する俺やゾム、ひとらんなんかと比べたら優しい方かもしれない。
「それよりAちゃんが作ってくれたご飯食べたかったんやけど。先に振る舞って貰ったら良かったな」
「は？俺食うてへんねんけど」
「ぷぎぷぎ！！」
「ちょ、俺に掴みかかんなよトントン」
丁度トントンの部屋に行く前に俺がAを襲った所為でこんな事になってしまったのだろうか。トントンとトンに掴み掛かられてぐわんぐわんと脳が揺れる。熱いから辞めて欲しい。
「多分調理場にあるやろうから、全部終わったら食べてしまおうかな」
「ええなあ」
「……ワンチャン、多分その前に他の研究員によってAのご飯撤去されてる可能性無い？」
俺がそう言った瞬間に、トントンが扉の外に出た。ご飯に関しては昔から好きやったから意地になる可能性は分かるし、態々Aを解凍する為に此処まで来てくれたのだから何も無かったら俺若しかしたらトントンに殺されるかもしれない。何なら今トンに蹄で攻撃されている。何分か経っただろうか。外から人間の悲鳴とチーノの悲鳴が聞こえてきたと思えば、次の瞬間には血塗れの剣を片手に携えていた。
「シャオロン、お前の事殺す。何ならチーノの事もぶっ刺して来たわ」
「はい、喧嘩するなら医務室から出てってな〜」
そう言ってぺ神は俺とトントンを外に出す。外はトントンの粛清の影響で赤く染まっていて血溜まりが出来ている。うーん、確かにトントンには申し訳ないけど、流石に本気で殺しにくる気なら逃げるに決まってるやん。
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オバケ(プロフ) - 続編が8回…！？もう一回遊べるドン！×8は嬉しすぎます。無理のないよう僕たちに尊いを供給してください、お願いします！！ (4月30日 21時) (
レス) @page50 id: db93c912f5 (このIDを非表示/違反報告)
n(プロフ) - すごく面白かったです…！！応援してます！ (4月13日 6時) (レス) @page50 id: 55db97e30c (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - なーとどさん» ありがとうございます……！！続編は少しだけ手直ししているのですが、ぼちぼちと更新していこうと思っております！！ (4月10日 17時) (レス) id: bdf8650039 (このIDを非表示/違反報告)
なーとど(プロフ) - この作品に出会えたことに凄く感動してます！！続きいつまでも楽しみに待ってます！ (4月10日 16時) (レス) @page50 id: 13e99d6a75 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - アホですさん» ありがとうございます！！面白いと言ってもらえて感無量です……！れ (4月9日 17時) (レス) id: bdf8650039 (このIDを非表示/違反報告)
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