▶︎貴女の忠実なる僕 ページ36
Aの目が覚めたのはその1日後、ほぼ凍死状態であったが、トントンのお陰で大事には至って居ない。外は壊滅状態だったが、何とか人々の犠牲により鎮静化する。
『……此処は？』
「あ、A……。その、色々悪かったわ」
目の前にはシャオロンが居て、とうとう殺されるのかとAは覚悟したのだが、意外としゅんとしたような声をしているシャオロンにAは安堵する。殺されないなら割と話せる相手だ。何があったのかという事や、そもそもシャオロンは収容違反ではないのか。起き上がって見ると医務室ではなく、A自身の部屋だという事に気付いた。
「あの、A。嫌わんといて。烏滸がましい話やけど、俺、Aの事大好きやねん。やから、Aに近付く奴は殺すから。何でもするから許して。俺は死なれへんから自害とかは出来ひんけど、Aが言うなら針千本やって飲むし、マグマダイブだって何でもするから」
『ちょ、一旦私のベッドから降りて下さい！別にそんな悪逆非道なこと頼みませんから！』
ぽんぽん、とAに対して懺悔の気持ちによってAがドン引きするような事を述べて行くシャオロン。流石に一般人であるAがそんな事をする訳が無く、わたわたと首を横に振る。普通なら許されない筈なのにも関わらずAはそんな自分も許してくれたのだと更にAに対して僅かな信仰心すらも抱いた。
『それよりもシャオロンさん、部屋に戻らなくて大丈夫なんですか？』
「呼び捨て。敬語も無しにして」
『え、あの……』
「ロボロはくん呼びやのに、俺はあかんの？やっぱり俺の事嫌い？」
『いやいや滅相も御座いません！！』
「やから敬語外してって」
『……け、敬語は、頑張る……ます』
シャオロンはロボロに天の声でマウントを取られていたのが気に食わずに、Aに詰め寄る。何ならショッピ相手にもタメ口の為に自分も親密になりたいという気持ちがシャオロンにはあったのだ。単純に可愛いもの相手にしかタメ口を使わないAにとっては成人男性に見えるシャオロンに敬語を使わないというのは至難の業であった。
「シャオちゃんって呼んでもええんやで？」
『じゃあ、シャオちゃん……』
その瞬間にシャオロンはAを抱き締めた。いじらしくて可愛い。A以外の人間の言う事は絶対に聞かないし、Aが危ない目にあったらいの一番に助けよう、なんて正義感が出る。
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オバケ(プロフ) - 続編が8回…！？もう一回遊べるドン！×8は嬉しすぎます。無理のないよう僕たちに尊いを供給してください、お願いします！！ (4月30日 21時) (
レス) @page50 id: db93c912f5 (このIDを非表示/違反報告)
n(プロフ) - すごく面白かったです…！！応援してます！ (4月13日 6時) (レス) @page50 id: 55db97e30c (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - なーとどさん» ありがとうございます……！！続編は少しだけ手直ししているのですが、ぼちぼちと更新していこうと思っております！！ (4月10日 17時) (レス) id: bdf8650039 (このIDを非表示/違反報告)
なーとど(プロフ) - この作品に出会えたことに凄く感動してます！！続きいつまでも楽しみに待ってます！ (4月10日 16時) (レス) @page50 id: 13e99d6a75 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - アホですさん» ありがとうございます！！面白いと言ってもらえて感無量です……！れ (4月9日 17時) (レス) id: bdf8650039 (このIDを非表示/違反報告)
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