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「はい、焼き立てのクッキー」
『毒とか入ってませんよね？』
「Aちゃんって頭と心が直結してる感じ？1日目にして幼気な女の子を殺そうとしてる男に俺が見えるなんてAちゃん、酷いめう〜」
『２日目以降は殺意を持って行きます宣言ですか？え、このクッキー美味しい。オスマンさんって天才ですか？』
「郷に入れば郷に従えレベル100やん。……もっと食べ」
チーノに怒られた故に癒しが欲しい。そう思ってトントンの部屋に行こうとしたのだが、-103号室_____オスマンの部屋からAを呼び掛ける声がしたのだ。オスマンに敵意は無いと判断したAが扉を開くと其処には、美味しそうなクッキーやケーキが焼き上がる匂いと共にAの分の紅茶も用意されていた。
ショッピの部屋もチーノの部屋も何も無かった為に先ずは驚きの気持ちが先行するが、部屋のレイアウトは好きにしても良いというのだろう。それよりも材料とかは何処で仕入れたのだろうという気持ちや毒が入っているのでは無いかという懸念の方がAにとっては強かった。
他の人間であれば心の中で警戒して口にはしないのだが、Aは最初から毒を入れたのかというナチュラル失礼な質問をした挙句、オスマンの言う事を信じてクッキーを食べて顔を綻ばせているAに今までの特別研究員とは違うのだという事を理解した。
今まで甘い物を食べた事が無かった上に、朝に監獄で食べた以来お腹が空いていたのでお腹が溜まる物を食べたかったのだ。何ならオスマンが毒を盛っていたと嘘を吐いてもこのまま死んでも良いかなとか思っていた。そんなAの心の中を読んだオスマンはこの子は余りにも可哀想だと感じた。人間達に好き勝手に扱われたオスマンだからこそ同じく人間達に酷い事をされて来たAに自己憐憫と同じ様な気持ちを抱いたのである。
「上の階に購買部が有るから其処で調達するらしいで。何ならAちゃんのご飯も出してもらえるやろ」
『……ご飯、毎日食べられるんですか？』
「人間は一日三食が基本やで」
お金なんて無かったAにとっては食事は良くて一日一回であった。そんなAにオスマンはもし次回まで生きていたら食育をしようと考えた。オスマンはビニール袋を出してAの為にカップケーキを渡した。他の奴等に殺されるなら兎も角、Aに餓死されたら堪らないからだ。
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オバケ(プロフ) - 続編が8回…！？もう一回遊べるドン！×8は嬉しすぎます。無理のないよう僕たちに尊いを供給してください、お願いします！！ (4月30日 21時) (
レス) @page50 id: db93c912f5 (このIDを非表示/違反報告)
n(プロフ) - すごく面白かったです…！！応援してます！ (4月13日 6時) (レス) @page50 id: 55db97e30c (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - なーとどさん» ありがとうございます……！！続編は少しだけ手直ししているのですが、ぼちぼちと更新していこうと思っております！！ (4月10日 17時) (レス) id: bdf8650039 (このIDを非表示/違反報告)
なーとど(プロフ) - この作品に出会えたことに凄く感動してます！！続きいつまでも楽しみに待ってます！ (4月10日 16時) (レス) @page50 id: 13e99d6a75 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - アホですさん» ありがとうございます！！面白いと言ってもらえて感無量です……！れ (4月9日 17時) (レス) id: bdf8650039 (このIDを非表示/違反報告)
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